キラーチューン/
大覚アキラ
降り注ぐ陽光の
ウルトラバイオレット
億千万の雨粒は
一つ残らず光線に撃ち抜かれ
無数のプリズムが
宙に弾けては消えていく
木漏れ日の中で
メロディは加速する
水たまりがスプラッシュする
その一歩ごとに
圧倒的な多幸感が
身体中を滴らせながら
軽やかにエスカレートしていく
ありふれた奇跡の真っ只中で
もはや身体は
踊りだすしかないほどに
輝きを放ちながら
そこに存在している
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