案山子の顔 /
服部 剛
「幸せの蜻蛉(とんぼ)」が
空の何処かへ飛んでいったら
わたしは畦道の案山子となり
両腕をひろげ
ひとりっきりで立っていよう
``
への
も へ )
への )
ーーーーーー
くっきり書いた
白い布の仮面で
泣きっ面を覆い隠して
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