光が後ろへ流れてゆく。/xたろおx
 
光が後ろへと流れてゆく。

しばらく眺める。

光は止まることなく
後ろへと流れてゆく。

なにもできない
僕を気にも留めないように。

明日になれば
どうにかなるだろう。

そんな考えも
僕には浮かばないのだろうか。


見上げれば
綺麗な夜空があるのに。
そんな考えも…。


涙の数ほど強くなれる。
そう誰かが言っていたな。

そんなコトを考え
僕は歩き出す。


光が後ろへと
流れてゆく。

僕が見えなくなるまで
どこまでも。
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