胎内。/
哀詩
、前には色が広がった。
そう、わたしは自由になったのだ。
自由がこれほどに恐ろしいものだとは知らなかった。
自由は酷く渇いていた。
そして、自由とは孤独であった。
母の胎内とは別の意味ではあるが、
わたしは発狂した。
色が、
知らないものが
渇きが
わたしに触れる
生暖かいものが流れるくだは唯一の頼りであったが
それですら断ち切られた。
成す術などない。
それ程にわたしは無知だったのだ。
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