〜のようなもの/紫音
 
詩のようなものを書いてみる
ちょっと難しい言葉を使って
恋愛なんかも詠ったりしよう
寂しいとか恋しいとかも少し
それっぽく書いてみたりして

心の性感帯にあなたの吐息が
凪のように触れていく午後は
紅茶にクリームを入れる様に
白く優しく愛が染み伝わって

ほらなんとなくそれっぽくて
ちょっと詩らしくなったかな
定義なんてどこにも無いから
感じ思うまま書けばいいって

誰が言ったかは知らないけど
今どき詩なんて読む人いない
せいぜい谷川俊太郎くらいで
相田みつをは微妙だねなんて

微妙という言葉は断定を避け
雰囲気を伝える言葉らしくて
明日と今日の境界に
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