詩人のシノギ(新体詩抄の巻)/みつべえ
務少記になり、森有札に随行しアメリカに赴いたりするも、向学の志高く、辞職して留学。ミシガン大学において哲学と化学を修める。その後、新生東京大学の教授となり、東京大学総長、文部大臣などをつとめた。
矢田部良吉(1851〜1900)は、漢学の後、英語をまなんだ。コーネル大学を卒業し、東京教育博物館長、東京盲唖学校長、音楽学校長などをつとめ、東京大学ができると理学部の植物学教授として就任した。ローマ字の採用を説いたり、当時まだ一般的でなかった海水浴を広めたりした。
井上哲次郎(1856〜1944)は、東京大学哲学科を卒業、ドイツに留学後、教授となる。国家主義者としてキリスト教を排撃。国民
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