相互関係同時存在異常症/唏羅
逆らわない
そこまでしてもう一人の自分を否定はしたくないから
もう一人の自分を作った時
自分を1つの固体だと考えた
ならば自分の中にいるもう一人の自分もまた1つの固体だと言えるのだろう
なら逆らう必要などない
自分を縛り付けていた理性の縄を切って
存在しているもう一人の自分に会いに行くまでだ
相互関係の輪を知らず
最初に踏みいったのはどちらだったか?
同時存在に怯え
最初に潰しあいにかかったのはどちらだったか?
異常症と判断し
最初に会話をしなくなったのはどちらだったか?
もう一人の自分は答えてはくれない
自分自身も答えはしない
【相互関係同時存在異常症】
自分を1つの固体として考えた時
自分の存在がわからなくなった
自分の中でもう一人の自分を作った時
手に入れるために失ったモノ
存在理由を奪い合う今
答えをくれる自分を描く
何度も何度も
理想を探して‥
戻る 編 削 Point(1)