ストーン・サークルは僕が/まいきー
星の宿りの 巡りの軌跡と」
草 「踏みしめる 大地の恵みの 巡る季節を」
蜥蜴「移りゆく 人の心に 刻むモノ」
石 「人の世を 星の記憶に 刻むトキ」
ストーン・サークルで僕たちが
星々と繋がった夢を見る時
星々もまた僕たちと繋がった夢を見る。
何が変わる訳でもなく
何が分かる訳でもない。
ただ自分の位置を知る。
あるいは座標のようなものを。
流れ去った時と流れ来る時の狭間の一点に
果てしなく広がる世界の一点に
僕は存在して
僕以外のものも存在している。
たとえば
君が
君といるこの丘が
丘から続く草原が
草原を囲む山々が
山
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