星の王子さまについて/渡邉建志
しいので、その箱も比類のない美しい物に見えるのです。
そうです。本当に大切で美しいものは、何かの中にかくれているのです。だから目には見えません。心でないと見えません。一度心で見ることができた物は、外見がどうでも、その人にとっては無限に美しく見えます。そして、心をもってしても何も見えないもの、つまり大切な、美しいものを全く持っていないものは決してないのです。外見なんてものは、なんでもありません。ものの良さは、そのものの内面にひそんでいるもので決まるのです。
この本を読んで、僕は、時間と数字と外見を好み、そればかりにこだわる大人たちと同じような人間にはなりたくないと思いました。しかし、
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