冬も最後の木曜日/猫のひたい撫でるたま子
 
忘れていたこと

誰かを傷つけたこと

すりきり一杯、以上は入れないこと

ちょっと多く入れすぎる癖

与えない、をしないんだ

大きな満月、こぼれそうな

ああなってしまうから

貰わないをやってるんだ

あたしの時間を愛しているから

もっと余裕で、踊るように、上から見下すように

真剣すぎて切れてしまいそうな

透明なこれからに、弛みをあげよう

光が射し込む、冬も最後の木曜日

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