人魚と書いて叶わぬ恋と読む風景/くま
 
夢屑になるように

はじけ飛ぶ泡のように

淡く思いを膨らませる

するとはじける赤い実が

まるで海の夕日

沈む太陽の背中に

浮かぶ満月のような心

泳ぐように流されて

さまよい弾ける

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