【短歌祭参加作品】一度しかないからあきらめでも新しい/こもん
 



たましいを明け渡す日が近づいて焼き尽くしてる悲しみぜんぶ


彼死んであなたも死んでわたし死ぬ繰り返そうよ全滅リセット


さようなら踊りあかして汗まみれくたびれたけど休んで次へ


角笛だ角笛なんだロードオブザリングっぽく吹くなら朝だ


もう二度と第一話には戻れないこの日この場所だからキスして


新しく再開するの何度でもループだろうと着信するよ


きらきらとしてるだろうな水たまり卒業したら他の街行く




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