山崎ハコ!/A-29
として知られているようだが、そんなことはどうでもいい。九州がこのようにしなやかで美しい恋愛歌を創り出す人間を輩出したことに誇りを感じている。
でも、この唄は単に恋愛歌として美しいだけじゃない。そう思う。限界集落化が都市部にさえ忍び寄り、芸人が故郷へ舞い戻り「どげんかせんといかん」と政治に首を突っ込む時代の社会性と確実に共振しているのだ。
ふるさとは東京 そういうあなたは
淋しいふりも 気取りもない 都会のビートル
謳われているのは、都市と地方社会の矛盾の中で結びつき、生き延びようとする愛のようだ。
(納期間近の仕事を抱え、歌を聴いて涙している暇はないのだけれど、とりあえずトイレで声を殺して泣きました。^^;)
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