泣き声/海月
 
妹を抱いた
兄妹同士だったが
気にしなかった
妹は嫌がった
僕も嫌だった
だけど
求めていた
別に妹で満たそう

思っていた訳ではない
言い訳にしか聞こえない
妹は痛いと泣いた
僕も気持ち悪く泣いた
だけど
肉体は興奮していた
最悪だ
自分に苛立った
何をしているのだろう
それでも
膣の中では出さない様に
心がけた
妹は声を上げようとしなかった
僕はその事が嫌だった
ベットの上に散らかった

精液

匂い
ティシュ
シーツ
下着
何もかもが散らかっていた
僕は何がしたいのだろう
妹は怒り泣きながら僕を殴りつけた
僕はひたすらに泣いた
妹は自室にて泣いている
泣き声は木霊している
両親は明日の夜に帰ってくるらしい
これから何をすれば、いいのだろう

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