名なしの夢/猫のひたい撫でるたま子
 

恋ってなまえ

愛ってひびき

あたしっていう女

あたしのなまえ

あなたが口に出すと、ちっぽけなことがどうでもよくなる

あたしの名前すら消えて

あなたの声だけが響いた

朝だった

ただの嬉しい夢だった

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