20080208/藤野鞠子
て
なんどもいった
きみには届かなかった
あきらめるのも
怒り出すのも
自由だけれど
生きていたいって
言ってたんだよ
この祈りがきみを
傷つけるのなら
もう身動きがとれなくなる
ここに並べたものを
見ないで
見ないで
ガラクタじゃないから
見ないで
とかげたち
光の下で跳ね回れ
雫にまみれてまぶしいくらい
好きなように
思うままに
それで
きみに聞こえないように
きみに聞こえないように
わたしは叫びつづける
生きていたい
生きていたいって
きみは
どこへ行きたいの
なにを生みたいの
わたしは
ただ
生きて
いたいの
全部さらけ出して
書き留めていくのなら
ひとりになるしかない
そんなのわかってる
ただ
いたいの
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