不幸になってたまるか/山崎 風雅
 

 ここまで歩いてきて
 残してきた足跡
 その中で犯してきた過ち
 一人幸せになるのは虫がよすぎるかもしれないね
 
 でもね
 いつまでも君のゲームに付き合ってられないんだ
 
 人生は一度
 年はとっていく
 
 守るべき人が現れたんだ
 もう 僕一人の人生じゃないんだ
 
 君の期待には もうこれ以上答えられない
 君は これからは一人でなんとかしてくれ
 君のやけくそを笑ってられなくなった
 もう 子供じゃないんだ

 ガキなら許されることも
 大人の世界じゃ許されない
 自由を求める心は素敵さ
 でも それと無責任とを履き違えるな

 もう 償いはすんだだろ
 僕は十分傷ついた
 君も 傷ついてるのは分かってる
 でも 子供じゃないんだ
 君がその気なら いくらでも応援するよ
 でもね 
 自分の弱さをごまかすために
 僕に牙を向くのは どうかしてる
 
 僕の大切な人の寝顔を見て
 僕は こう思ったんだ
 
 不幸になってたまるか
 ってね



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