「詩が好きだ」さんへ/ぎょうてんかん
 
 そんなに貴方は詩が好きですか。マイクの前で皆に見つめられるのが好きですか。
私には「詩」は発表された一瞬にもう「私のもの」でなくなると思われます。私の宝から、皆の宝になるからです。だから皆はそれについてあれこれと感想をもち、あれこれと論議するのです。下手な詩も上手な詩も確かに詩は詩です。しかし私は一時の感想を刺激する詩よりも持続する思いを呼び起こす詩を書きたい。そのために苦しい思いをするのですから、そんなに貴方ほど「詩」は好きでありません。仕方なく、やむなく作るというか、やむにやまれず作るしかない。そう思っています。
 貴方のような作者に幸せを!人を幸せな思いにさそう詩ができるといいですね。
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