カギしっぽのねこと僕/
水平線
もなく瞳孔の収縮もなくなっていました
僕はなるべくあったかい毛布で君をくるんで外に出た
でも診てくれる病院はどこにもなかった
だから僕は見晴らしのいいとこに穴を掘った
君のお気に入りだったモップのかたわれや毛布なんかを一緒に
君を埋めました
君がいたところにお線香を焚いた
匂いは強い風ですぐどこかに飛んだ
なんでこうなったのかわかりません
けど
僕は僕には猫を飼う資格はないそうです
それだけはわかります
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