お茶を飲む/風音
 

ひとりでお茶飲むのにも
慣れた

向かい側に
あなたがいないことを
なげくのをやめた

誰もいなくても
平気よ、って
顔が出来るようになった

そんなふりをして
熱い熱い紅茶を
カップに注ぐ

カップにそっと口をつける

熱すぎて
少し涙が出た
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