寂寞/
明楽
これからますます秋は深まり
静謐さを増してゆくというのに
その静けさに耐えうるだけの
こころ と からだ を
まだ手に入れていないというのに
午後に被さる日差しは無音の波紋を響かせて
わたしをどうしようもなくさせております
つまりは
淋しい
と いうことなのです
2007.9.17
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