めがね/柚木
 

そうだ、どうも私は寝相が悪いらしく、めがねを巻き込んで損壊させてしまうことがあるのだ。

「そうそう、早く学校行かないと授業間に合わないよ。この間のバイトだって遅刻が原因でクビになったんだから。」

慌てて、飛び起きて、思いっきり目覚まし時計を蹴っ飛ばした。

とりあえず。
彼氏からめがねを奪ってあわただしく準備を始める。

うん。
やっぱり、こいつがないと私は何も出来ないんだ。


ありがとう、めがね様。
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