自由の鐘/
奥津 強
田舎過ぎる 悪魔が 自涜に 浸るように
その工場では 自由の鐘を 製造している
父母が 歌い易くするために
黒奴達が 祈ろうと思うがために
あの 一閃が 岩山から
山梨! 静かなる 挫折 より 深い祈り
道すがら 転がる 動かぬ鐘
そして
その音を 探ってみたまえよ
あえていうなら 12月の 雪だ
そこまで 成り立ちが 分からぬ
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