鬼の左手 (1/3)/mizu K
 
暗い土間にちょこんと座っていた足の細った幼子の小さな
鈴ふたつ、ちりりちりりと鳴る音が往来にもかすかに聞こえ
る昼下がり、かすれた声は、あな、うたごえか、読経か、今
にも切れそうな細糸のようにか細く耳に届くのです

さて、


(2/3)http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=140514 に続く

*m.qyiさんのwebマガジン「the contemporary poetry magazine vol.3」参加作品
http://www.petitelangue.com/CPM3/index.html


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