あの頃/yoshi
 
寂しかったけど

それは言っちゃいけない事だと思ってて

あなたの幸せとか

あなたの成功とか

祈っている振りをした

寂しさを噛み締めて

あなたの夢が叶うのを願うなんて

自分はそれほど大人じゃなくて

ただこの現実を

受け止める事だけで精一杯だった

やがて

あなたのいない部屋や

あなたのいない休日に慣れていくと

あなたを愛しく思うあまりに

あなたの存在がある事が

余計私を苦しめた

余りにも不確かな約束に

しがみついていた

あの頃



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