[本」について/ぎょうてんかん
なんと感覚が強情に張り切っていることか。
本は内容なのに、本の表面がこんな感想を招くとは!
作者の感覚は本の表面、本の置かれている環境にのみ及ぶ。
見解や感想の違いだといわれれば、その通りだろう。
哀れなる本共よ
お前の化粧の新旧がお前の中身を決めるとは。
著者の思想も詩人の「詩集」も化粧のよしあしで価値が決まるのか。
そう、確かに「整形」された本と「素顔」の本の違いがある。
しかしほとんど内容に関わらないはず。
「詩」も雰囲気によってその価値が決まるのか。
しかし、詩は中身でないのか。
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