未知なる人/
山崎 風雅
きれいに片付いた部屋で
自分の時を戻したくて
タバコに火をつける
儚い夢の破片を一つづつ丁寧に集めて
一つの夢の結晶を作る
この世に降り立つ以前は
俺も天使の一人だった
荒浪の人生
超えてきた道のりよ
太陽が眩し過ぎて目をつむるように
近くて遠いキミよ
昔に置き忘れてきた
あの人の名前を
思い出した
脈々と続く
この鼓動
未来への窓を開き放てば
未知なる人が
ほら、笑ってる
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