晩秋の星/
山崎 風雅
軽いめまいの横を通り過ぎる晩秋
人々の装いも移ろい行き
迫り来る冬をうっすらと感じる
すました顔をして行く通りの人
こっそり隠した心の凶器を磨く
使われることのないことを祈りながら
ここにいる理由
それは命の鼓動
月の光は優しく照らす
緑色は枯草色
上空で繰り広げられる夢物語
いずれ辿りつく約束の地まで
ゆっくり時の船に揺られながら行こうか
一番星見つけた
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