さむいひ はれたそら/
あさみ
相変わらず冷たく微笑む月を覗き込んだ
奥底の燃える瞳と目が合って
思わず手をのばしたくなった
あまりにも切ない色をした その炎は
鋭く 冷たく 静かに 燃え盛っていた
欺けば、消えてしまうだろうか。
それこそが最大の欺きだと気付きながらも
斜め15度 心臓を見つめている
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