そろもん(骨の歌)/みつべえ
 
はじめに、敗北宣言。水を、絹の
旅の門出に、のみほしてしまった。
しかし、うしなわれた夜の、鳥の
羽の、針の、ひびく、琴線に、なおも
ものぐるおしく、わたしは、途上である。
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