歩く/kei99
 
君の言った言葉が
二年越しに理解出来たよ
こんな出来そこないの
情けない俺を
許しておくれ

君に貰った時計が
十二時を指す度に
思い出すんだ
俺の黄金期は
去ってしまったと

言葉一つは小さいが
時間の中で醗酵して
いつしかタイムマシンでも
届けない彼方へ
感情を放り出すんだね

あなたの悲しみも
俺の喜びも
二人の思い出も
笑い合った過去も
全て全て

今は遠い過去
ありがとう
全部全部

白紙になって
また一人

歩き出すよ

ありがとう

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