哲学する猫/大西 チハル
悪いことを平気で出来るようになって
いつもどこかで誰かを傷つけて
そんなこと望んではいないのに
そんなことがあっても何もなかったように笑うことができる
人をいっぱい嫌いになって自分もきっと嫌われて
それでもいいなんて泣きそうな顔で生きてる
私をむさぼりつくすいろんな出来事に
耐え切れず死にたいと思いながら毎日靴を履く
こんな自分に愛想つかしてもとりあえず夢見てる
誰かになぐさめられてあまえたい
そんな気持ちはとっくに捨てたハズ
死んでしまうことは勇気じゃない
そんなにたいしたことじゃない
そう思わなきゃ生きるコトがムズカシイ
なんとなく生きてるアタシを
なんとなく好きになってよ。
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