vuoto canto/ゆるこ
 
 
 
シとドの間の秘密
密林の光を探す処女
口笛は
美しくもはかない時代の産物だと
誰かが呟いた
 
永遠を笑うこどもたち
中指は輝きながら点滅して
たくさんの蛍を呼んだ
 
ここで響く
名も無き詩が
白い教室で
鳴り響いているのは
 
教えてほしい
世界が
回り続けて
死んだからだと
 
 
(幾多の鼓動に
(混ざり合う不思議
(わたしは探していた
(紡がれたからだたちを
 
 
つむりながら繋いでいく
きっと
からからの喉から溢れるなにかが
ぼろぼろと
 
 
紛失するんだ
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