秋色の風/優飛
 


簡単な事ほど難しく考えて
答えなんて出てるのに
思い悩んで苦しんで

正解も不正解も
知りたくなんてないから
解ったフリのフリをするの

理不尽な言葉に
耳を傾けてる余裕なんて無いから
論をきどった言葉遊び
納得するまで永遠と

明日になれば
何か変わるのかしら?
変われるのかしら?

望んでも無い想いは
夏の空にとけ込んで
秋の気配がもうそこまで

君がいた夏はとっても暑かったと
寂しげな風鈴の音だけが
そっと教えてくれる




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