ある日/
ゆうさく
指先のその先に
世界があって
醜い
悪魔が泣きながら
街を駆け抜けたら
わたしは、ひゅーらら
なけなしの風に吹かれて
上を見上げて
太陽、歩く生殖器
裸体をおっぴろげて
セクシーね
人間どもは
自らの魂を
心臓から抜き取り
空に浮かべながら
笑っていたり
急に寂しくなって
うわわわ、と山に登り
夕焼けと
おしゃべりした
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