漢と書いて/
山崎 風雅
叩きつけるように
真夏の太陽が背中を焼きつける
生暖かい風の街
俺達は煙草を吹かしながらふざけてる
泣きたい時に笑い
いつでも大丈夫と強がってる俺達
それですら彼女を傷つけることもある
うまくいかない恋物語
臆病が目に染みる夜さえ
俺達は上り坂を昇り続ける
ポーカーフェイスを装い
見えない敵と闘う
漢と書いてオトコと読む
嘆きながらも生きることをやめはしない
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