灼熱の魂/山崎 風雅
 
 情熱が冷めてる
 暑い夏に心は冷えている
 眠れぬ夜が続き
 じれったい想いが積みあがる
 それでも…
 時限爆弾を背負って夢見る
 その夢もうつつ
 時の流れに身をゆだね
 言葉の海原へ旅するように
 詩をつづる
 日増しに欲望が萎えていく
 自堕落な生活に溺れていく
 感動の時よ訪れよ
 新たな風を感じたい
 結びつきたい
 苦しみの中で
 喜びを掘り出し
 それでも恵まれているんだと思う
 肩の力をぬいて
 夜風に心を洗う
 灼熱の魂
 燃えろ燃えろ
 目に見えない壁を突き抜けよう
 月のみえない夜に
 雄叫びをあげるんだ
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