愛雨音夢/彌月
 
あのときの空は
変わることなく
さえぎる傘は
広げたまま

微笑を交わした頃の
雨の季節はとうに過ぎ

生暖かい風が吹いている

いつか

夏の空の下
見上げた空に虹がかかるだろう

あの光の向こうに
あなたの笑顔が
広がるように

胸いっぱいの優しい音色を
言の葉に載せ贈ります

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