求める世界/唏羅
 

悲しみの向こうに
未来があるのだと
我を信じ
友を信じ
今剣を振るう‥

花は咲く
花はいつか咲くのだと
望み‥


剣を振るうことは
種を潰しているだけかもしれない
けど何かの犠牲を取らなければ
俺達は進めない‥

何かの犠牲の上に立つ未来に住む資格はないかもしれない

それでも俺達はあしたが欲しいんだ

あしたには何かが変わるかもしれないから

あしたが欲しくて
皆生きているんだ‥


俺が欲しかったのは
平和な世界
争いもないそんな日々‥


―俺達が求める世界に未来はあるんだろうか?―

答えまだ出そうにない‥

何が正しいのか
誰にもわかりはしないのだから‥‥

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