突発即興詩会(7月31日深夜@会議室A)/ワタナベ
 
ナベ [23:47:53]
耳をくすぐる小川のせせらぎが
やがて二尺ほどの川となり
せきとめられ
澄んだ湖面には入道雲が映っている

あれはいつの日だったろうか
赤いワインを湖に流したのは
映りこんだ入道雲のすそに
血のような跡をひいて
薄らぎ消えていった
悠久の時間にささげた
供物

私が歴史的現在にものを言うと
さまざまに形造られた
かなたかなたの湖たちが
それぞれにこだましはじめる

月見里司 [23:57:12]
(投稿順)

カイトさんの作品の印象
神話というよりは民話テイスト。
四連五連は「オチに置き
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