諦めたからには生き続けるのさ、できるだけ、楽しく笑って/うおくきん
　
皆の優しさが、僕を苦しめ、泣かせ、死にたくさせる。
なんでかわかんないよ。
なんで僕なんかかまってくれるの？
人の優しさに殺されるなんて、悲しくて、涙が止まらないよ。
人の優しさが信じられないなんて、悲しくて、涙が止まらないよ。
嘘です。
それとも僕がかわったのかな？
皆の優しさが、嬉しいし、泣くのは嬉し泣きだし、生かしてくれる。
皆、好きだよ。
皆が悲しむならもう死のうなんてしないさ。
ほんとだよ。ほんとのほんとだよ。
だけど、死にたいなんてのは僕が勝手に独りでいつも思ってしまうこと。
そんな勇気もないのにね。
1回無様な失敗したから、もう自殺はしないって決めたんだ。
あんな屈辱と自己嫌悪にはもう耐えられないから。
いつか、誰か、かわいい女の娘にきれいに殺してもらうんだ。
そんなかないっこない夢ばっか見てる。
そう、諦めたからには生き続けるのさ、できるだけ、楽しく笑って。

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