万華鏡/
山崎 風雅
一日一日が吸い込まれる
乾ききった心に染み透る君の声
鮮やかな夏の日差しを避けて感じる
光りと影の織り成す町で
暑過ぎる想いを風に乗せて
天に昇りて
振り返る
足跡残す
夏の過程
雲雀舞いあがる
この世界は万華鏡
人と人との交差するなかで
繰り広げられる色彩
無限に続くリズムを奏でて
生命の熱を放射する
多くを語るな
静かにささやく
だって夏だもの
さぁ、問題なんてくず入れに放りこんで
海へ向かおう
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