夢/円谷一
 
スが無かった
 何度も違うノートを開いてみる全くスペースが無く
 チラシの裏も満杯だった
ある女子の方を見ながら隣の女子にニヤリと笑われて
 ギャグを胸の奥で何度も呟いた
何故か緊張してきた


 しばらくして急に心理状態が思わしくなくなってきた
 僕は教室の雰囲気が悪く寒くなってきたのを感じた
 完璧なはずのギャグを僕が言うと
 ?三番目に輪ゴムを先生に飛ばした子供?の心理状態が悪くなっていたのだ
 脳が何度も言い放ったギャグを言う度に子供の容態が悪くなって
 僕のせいにされて周りが氷のように冷たくなって
 現実の先生が教室に駆け込んできて
 「(罵られていた子供が)保健室に行きました!!」
 と叫んで罪悪感が満杯になっていたたまれなくなり
 クラスメイトの視線が極限まで鋭くなって暗転夢は終わった
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