あの人の言語/RAVE
 
あの人が
あの人が
自ら
汚れのない言語を
いくつも吐いた
いつも胸の奥底の
鉄格子の扉の奥に潜めていた
潤った可愛らしい
柔らかい言語を

その声で届けられたから
この耳は微笑んだよ
久しぶりに
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