あの人の言語/
RAVE
あの人が
あの人が
自ら
汚れのない言語を
いくつも吐いた
いつも胸の奥底の
鉄格子の扉の奥に潜めていた
潤った可愛らしい
柔らかい言語を
その声で届けられたから
この耳は微笑んだよ
久しぶりに
戻る
編
削
Point
(1)