摂動/悠詩
みんなの幸せを願った言葉を
みんなに届けようと
誰の顔も見ることなく
誰の心も見ることなく
蒼い天に放った
不自由な言葉は重力にひかれて
わたしの顔にへばりついた
ひっぱったのは地球じゃない
(摂動――太陽の周りを巡る星の
矛盾したホワイトホール
( ほかに数々の
自身にすら盲目で
( 星が在ることで
衛星軌道に達しない偽りの優しさを
( 軌道が揺れる
省みないほどに無責任で
( ちからの鎖は連綿と続き
ゆらゆら
ゆらゆら
(星/言葉)のたゆたいは解放?
本音とタテマエで動かさ
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