恋愛詩〜七夕バージョン〜/見崎 光
 
”初心、忘れるべからず!”で、久しぶりにこんなのを書いてみました。見崎 光ぶしをご賞味あれ(笑)




一人、夜空を見上げています。
一つ一つ星を数えては、
あなた探しに没頭しています。

「ねぇ、あなた。何をしていますか?」

夜風にそっと問いかけながら
街灯の落ちた広い原っぱで、
あなた想いに浸っています。

「ねぇ、あなた。星空が届いていますか?」

天空では、明かされていない物語が
綴られていることでしょう。
独り言を掬う静けさに、
肌寒さを感じながら酔いしれています。

「ねぇ、あなた。こんな夜は寄り添って下さい。」

祈りを運ぶ流れ星。
追いかけるのも忘れてしまうくらいに、
夜空がキレイです。

頭上をせせらぐ星の河。
笹舟浮かべ、渡ってみたい。
少女のような願い事。
あなた探しも楽ではありません。

「ねぇ、あなた。道草しながら、探してみませんか?」


儚い光り点して待っています…。






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