ゆうぐれかなた/
ゆうさく
街が飛び跳ねた
私は哀愁を食べている
リストカットで
飛び出した赤い血は
普通すぎてつまらない
当たり前の世界で
処女である地球が汚される
青色の血が羨ましい
だってお洒落だものね
夕暮の景色は
強姦魔
のしのし道を歩く憂鬱
逃げたって
どうせ犯すつもりでしょ
私を愛してるから
目に見えるもの
全てを愛して
溶けこんで
汚れていくの
汚れていくの
いつのまにか
夕暮は かなた
美しすぎて
仕方ないんだ
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