戦争と個人 詩について/馬野ミキ
 
時代の風潮だから仕方なかった
あの頃は社会全体がそうだったんだよ
といって戦争に出かけたり
反対意見をいえなかったり
するようにならないぐらいには
自分と世界について知っておきたいし
俺は発言していたい。


だが、社会が求める義務をまっとうしながら
自分自身を生きるということはほとんど困難な仕業であるかも知れない
最終的には自分で自分を受け入れ
愛してやっていくしかないのだが
受け入れれば受け入れるほど
さらに受け入れがたい悪が噴出してくるので
へとへとになる。




詩について-

ティモレオンという小説を2ページ読んだ
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