近くって遠い/ ひより
 

寝息の届くほどのところの あなたへ
わたしの お耳は旅に出た まま 帰らない
伝えたいことがあるけれど
それさえも 届 かない

だれも どこも いまも
それほどに変わった様子は無いけれど
わたしの お耳は 帰 らない

どかへ 行っちゃっ た まま ・・



いつか いくら 元気で居たくても 何れ
この耳も 目も
遠くへ 遠くへと行こうとするのでしょう そのとき
きっと
わたしは切なくて
寄り添う人へ
もっと自由に 今より もっと
自由になって欲しいと 願う
こと でしょう.。

それでも

あなたの傍に居たいの だけど.。


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