雨音/山崎 風雅
 

 雨音に目を覚まし 
 あまり親切ではない時計に目をやる
 猫があくびしこっちを振り向いた


 あぁ
 無力の僕にも今日は訪れてくれた
 
 あぁ 
 嘆くのは自由だよね

 雨音は激しさを増し
 けだるく時は過ぎていくけれど
 僕にはあまり関係ない

 この心のキャンバスに今日は何色の夢を描こうか?
 街の中では心もアスファルトに反射して
 ただ雨音だけが心に響く

 心に響く


戻る   Point(4)